メシと睡眠、マスター〇ーション。

大学生の日常を綴ります。

意味のない充電

ダメだ。寝れない。そもそもこんな時間に寝れるわけないよな。

 

年を取るのがとてつもなく怖い。正確に言うと、このまま何もないまま歳だけ取っていくんじゃないかと思うとゾッとする。

 

こんな時はどうすれば、、、

 

そうだ、あの子をまたご飯にでも誘ってみようか。こういう時こそ日常に刺激を!

人生は一度きりだ、今の僕に失うものなんてないじゃないか!

 

でもなあ。。

 

 

春休みに入ってやることリストを書き出した。次の日やることを忘れないように。成し遂げたことに二重線をひく瞬間が最高に楽しい。

 

3月18日。

 

「段ボール捨てに行く」の下に書き足した。

 

“ご飯に誘う。”

今日もまた、誰かのストーリー

今日も暖かい日だった。そして暇だった。

 

 

SNSが得意じゃない。マズい、この時代を生きる上で致命傷だ。

 

インスタグラムを一応インストールしてるけどほとんど投稿できない。ほぼ毎日写真や文章を発信いている友人を見て、よくそんな恥ずかしいことができるなあと思ってしまう。

 

僕はまだ思春期なのか?いやそんな馬鹿な(笑)

 

昔からそういう節がある。自分の好きなものとか、その日あったことをあまり誰かに知られたくなかった。もちろん家族にも。

 

だから、SNSで好きなアーティストとかその日読んだ本とかを赤裸々に投稿する人を見て尊敬のまなざしを向ける毎日を過ごしている。

 

SNSってどうしてこんなにも日本人の心を鷲掴みにするんだろう。もともと備わった自己顕示欲みたいなものをくすぐるのかな。

 

なんでもいいや。

来訪者

今日は暖かかった。自転車を30分漕いだらもう汗だくになった。

 

最近、ストレートネック矯正ストレッチをやってる。なんか首を前に出して指で顎押しながら戻すやつ。効果なんてあるのか知らないけど。

あと、枕を使わずに寝てる。これが、結構いいらしい。ふつうに枕使わないほうが疲れが取れるんだって。ネットの記事なんであまり信用はしてないけど(笑)

 

バイトがないと暇だなあ。日本人だからか、おそらく働く体質になってる。働きたくはないけど。

 

今日は前とは別の宗教勧誘みたいな人たちがやってきた。二人とも女子大生みたいで驚いた。目が真剣だったから最後まで話聞いてあげた。

 

でもこういうの何が嫌かって最後にまた来ていいですか?って聞かれて暇な日聞かれることなんだよな。しかもかなり積極的に。これくらいぐいぐい女の子に話しかけられたら俺の人生また違ったものになるのにななんて思ったりして。

人が何信じようが知ったこっちゃあるか。仲間内だけで楽しくやってろよ。なんで俺誘うんだよ。俺はあんたらの信仰的なものになんも口出ししてないのに。なあんても思っちゃったりして。

 

っておい!インターホンの履歴観たらNHKと宗教勧誘しかねえじゃねえか!あとたまに宅急便!ちくしょう!

働きたくない!

パリッとしたスーツを着た面接官のような男が僕に問いかける。

「あなたが今ほしいものは何ですか?」

 

僕は答える。

「永遠のモラトリアムです。」

 

 

先日、とある授業で新聞社を見学した。

そこで思ったこと。

 

働きたくない。

 

新聞社で。ということではない。シンプルに、どこであろうと働きたくない。

会社に出勤して、業務を行う。わかってる。楽しくなくても、やらなきゃいけない。わかってるけど、それでも嫌だと思ってしまった。

 

僕らが訪れたのは午前11時頃で、ちょうど夕刊の締め切りが迫っている時だった。

そう、ピリピリしていた。

そんな忙しい時間に訳の分からない大学生が来るのだ。歓迎されるわけがなかろう。

ぼくらだって来たくて来てるわけじゃないよ。クソほど興味ないし。そんなルーズルーズの空気が蔓延していたように思う。

 

毎朝早く起きて、夜まで働いて。もちろん今みたいに平日の昼間っからベッドに寝転んで動画を見ることもできないし、思い付きで旅行なんてできない。そんな日が僕にも来るのか?想像さえもできないくらい、僕の日常はだらしなかった。数時間だけのあるバイトだってしんどい。親父のすねから流血が止まらないくらいかじり続けてやりたい。

 

だから、まだまだ大人になりたくない。モラトリアムの時間が続けばいい。駄々こねていられるほど甘くはないことなんて重々承知。そのうえでもう一度言わせてもらう。

 

働きたくない!

僕の「サラバ」  

西加奈子サラバ!』を読んで

先日、西加奈子さんの直木賞受賞作『サラバ!』を読んだ。

文庫本は上・中・下巻に分かれているのだが、後半に差し掛かるにつれて読む手が止まらなくなり、下巻に関してはその日の予定を全カットして読書に費やした。

 

凄かった。

 

いやいや、感想もっとあるだろといわれそうだが勘弁してほしい。素直な感想がこれだ。

もちろんボリュームもそうだ。総ページ約900の大作は久しぶりに読んだし、割と読みやすい文章と読了後の爽快感がないと僕にとってはかなりきつかった。

ただ、何が凄かったって、あの熱量とメッセージ性だ。ラストなんて刺さりまくって笑った。もう笑うしかなかった。

 

この作品は、イランで生まれた主人公歩(あゆむ)の自叙伝のようになっている。阪神淡路大震災同時多発テロ東日本大震災が歩や歩の周りに与えた影響が書かれているところもこの作品の面白さの一つかもしれない。

 

ただ、この作品で僕が最も惹かれたのは歩という人物だ。物語が後半に差し掛かるにつれて彼の人生は転落の一途を辿り、決して素晴らしい人生・人間とはお世辞にも言えない。

でも、どこか心地よかった。たぶんそれは僕と似ていたから。もちろん容姿端麗だとか、海外移住経験があるとか似ても似つかない部分もあるが、周りの空気を異常に気にするところとか、いちばん安全な立場を無意識的にとってしまうところなんてまさしく僕だった。

 

そしてなんといっても須玖が好きすぎた。彼は美しかった。彼のような人間と親友になれる歩がうらやましかった。なるほどそう来たかと笑ってしまったが、須玖の信じるもの、信じる姿勢も美しかった。信じるものにまっすぐで、もう、敵わないわ。

何かを信じてまっすぐに生きるには、今の時代情報が多すぎる。でもそんなのものともしない須玖に魅力を感じる人は少なからずいるんじゃないかな。

 

物語の核となるヤコブとの思い出も良い。汚い部分、穢れた部分が一切ない。ぜひともエジプトのナイル河を生で拝見したい。

他にも、歩はたくさんの魅力的な人物と出会う。そして、美しい思い出を刻む。

自分で言うのもなんだけど、僕も人間関係には恵まれていると思う。美しい友人、家族がいる。

そんなところも、歩と似ている。

 

 

おなかがすいた。ちょっとティラミス買ってくる。