初デート(?)
花粉症だ。目が痒いのが一番辛い。目薬を買いに行かなくちゃな。
この前君と初めてご飯に行った。僕も初めて行くカフェで、最初はどうなるかと思ったけど終わってみれば普通の食事だった気がする。
一人娘で田舎者の君は、興味のない話だとすぐに下を向く。ただ、それが僕としては少し助かる。テキトーにオチをつけて次の会話に行けるから。
「きみは話し易くて人見知りしなかったよ!」
そう言われた時は嬉しかった。
女の褒め言葉は9割が嘘っぱちで、息をするのと同じように嘘を吐くという持論を持っている僕を喜ばせるんだから、すごいよ。
(いやお前がチョロ過ぎるだけだろってツッコまないで(笑))
それと、君はセンスがあるよ。
僕のことを売れない若手芸人みたいだと言い放った時には腰を抜かした。
売れない若手芸人をこの世でいちばん尊敬している僕にとっては最高の褒め言葉でしかないから。
ただ、残念ながら、売れない若手芸人はめちゃくちゃ面白いからな。本当に。こんな僕なんか屁でもないさ。めちゃくちゃ面白いんだからな。
コーヒー飲めるようになるといいね。このほろ苦さが僕にとってはたまらないんだけどね。
また誘うよ。